信頼は、口を開く前から伝わる。不動産営業の方に仕立てたネイビーストライプのスリーピース
どうも、ネウトラーレでございます!
八月も終わりが見えてまいりましたが、つくばの日差しはまだまだ手強いですね。それでも朝晩の空気にほんの少し秋の気配が混じるようになり、そろそろ「秋冬の一着」を考え始める季節だなと感じております。
さて今回は、先日仕立てさせていただいた一着をご紹介させてください。不動産営業をされているお客様のための、ネイビーストライプのスリーピースです。
大きな決断を預かる仕事だからこそ、装いが効いてくる
不動産の営業というお仕事は、お客様にとって人生でも指折りの大きな決断に立ち会うお仕事です。何千万円という買い物を、初めて会う人と一緒に決めていく。そこで最初に問われるのは、商品知識よりもまず「この人になら任せられそうか」という感覚ではないでしょうか。
その感覚は、名刺を出すよりも、資料を広げるよりも早く決まってしまいます。玄関で顔を合わせた瞬間、車から降りてきた瞬間。装いは、口を開く前に届いてしまう最初のプレゼンテーションなのだと、私は思っています。
もちろん、スーツが良ければ契約が取れる、などという単純な話をするつもりはありません。ただ、日々真剣に向き合っている方の誠実さが、装いのせいで正しく伝わらないのだとしたら、あまりにもったいない。そこを引き受けるのが、私の仕事だと考えています。
ネイビー×ストライプという、控えめで確かな選択
今回選んでいただいたのは、落ち着いたネイビーの地に細いストライプが走る生地です。
ストライプ柄というと「少し派手なのでは」と身構える方がいらっしゃいますが、それはピッチ(線の間隔)と線の主張の強さ次第です。今回のように線が細く、間隔が広く、色のコントラストが穏やかなストライプであれば、遠目にはほぼ無地に見えます。近づいて初めて、縦に流れる細い線が浮かび上がる。その控えめさがちょうどいいのです。
そのうえで、縦のラインには目に見えて効いてくる働きがあります。
- 視線が縦に流れるため、すっきりと背が高く見える
- 無地よりも輪郭が引き締まり、シャープな印象になる
- 「きちんと選んだ一着」という意思が、さりげなく伝わる
誠実さは無地のネイビーで、切れ味は細いストライプで。この二つを一枚の生地で両立できるのが、ネイビーストライプの良さだと思っています。
スリーピースの本領は、ジャケットを脱いだ後に発揮される
そして今回のもう一つの主役が、ベストです。
営業のお仕事は、一日の中で装いが崩れる場面がとても多いお仕事です。車を運転し、物件を見て回り、事務所に戻って商談し、暑ければジャケットを脱ぐ。二枚仕立てのスーツですと、ジャケットを脱いだ瞬間にシャツ一枚の姿になり、そこで一気に印象が緩んでしまいます。
ベストがあれば、その心配がありません。ジャケットを脱いでもきちんと感が残り、むしろ「仕事に入る」空気が出る。腰まわりもすっきりと納まりますし、体温の高い季節でも、脱いだ後の姿を気にせずに済むという安心感があります。
写真では伝わりにくいのですが、肩から胸にかけて生地が余らず、それでいて腕はきちんと動く。この「窮屈ではないのに緩んでいない」ところを合わせ込めるのが、オーダーの一番のありがたみだと思います。既製品が悪いという話ではなく、動き方も体つきも人それぞれである以上、オーダーだからこそ届く領域がある、ということです。
つくば・茨城で働く営業職の方へ
つくばや茨城県内で外回りをされている方は、車での移動が本当に多いですよね。座っている時間が長い、荷物を持つ、屋外と屋内を行ったり来たりする——そうした一日の動きまで含めて考えると、スーツに求められるものは「見た目」だけではなくなってきます。
座ったときに膝が突っ張らないか。腕を上げても肩が引っ張られないか。一日の終わりにシワがどう出るか。採寸のときにお仕事の一日を伺うのは、そこまで含めて設計したいからです。
ネウトラーレは茨城県つくば市の、完全予約制のオーダースーツ店です。オーダースーツは79,000円〜、納期は約3週間。秋からの商談シーズンに間に合わせたい方は、そろそろ動き出すとちょうどよい時期かと思います。
「ストライプは自分に似合うだろうか」「スリーピースは大げさではないか」——そういった迷いごと、生地を見ながらご相談ください。まだ作ると決めていない段階でも大歓迎です。
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